前回からとある本を読んだ感想と言いますか、内容で響いたことを書かせていただいております。
自分の箱に入ってしまう・・・なかなか深い話ですが、現代社会では完全に出ている人ってたくさんはいないそうなんです。
前回は箱に入ったままそれを持ち歩いてしまうから、やっかいだなーと書かせていただきました。箱に入るというのは客観的にものを見れなくなるようなものなので、これを持ち歩くのと歩かないとでは世界は違って見えますし、自身の見え方も違ってくるのです。
対人関係でもビジネスにおいても、客観的に見れないというのは判断を誤った方向に進めてしまう可能性が高いです。ですが残念なことに日本社会や日本企業の多くの人はこの箱に入った状態で、人と接してみたり、ビジネスもそう見てしまうのです。
そして、そのような人がそれぞれ箱を持ち合うと、箱を共有し始めて箱の中でグルグルしているイメージになってしまうのです。カオスってっやつですね(^_^;)思い返せばサラリーマンの時は会社はそんな感じでしたね・・・。その箱の中で悩んでしまって仕事を辞める人もいるし、心が壊れてしまう人いるんですね。
箱を共有するっていうのは、例えば、仕事で18時までに提出してくださいと上司が指示を出します、部下は何とか17時55分に提出しますが、時間内であっても上司は遅いと感じて叱責します。その時部下は、時間内に提出しているのに『怒られるんだろうな・・・』『ああ・・・やっぱり・・・』といった具合になるのです。
思い当たるふしありませんか?コミットを達成しているのにお互いが別の結論に達しているのです。
ではいったいどうしたらいいの?と思いますよね?
単純なお話しで、箱から出てしまえば良いのです。それは何も難しいことではありません、車を運転していれば道を譲ったり、電車で席を譲ったりそういった事の繰り返しなのです。
自分が箱から出たからといって、あなたも箱から出なさいというのは決してやってはいけないそうです。あくまで自然に促してあげましょう(^_^)