こんにちは(^^)
歳を重ねていくと、痩せていく人もいれば肥満で悩まれる方もいらっしゃるかと思います。特に「肥満」は体に様々な悪影響を及ぼしかねないので、できることなら老若男女問わず肥満にはなりたくないものですね。
人の進化をさかのぼって考えると、現代の生活と照らし合わせることで肥満のメカニズムが色々と見えてくるそうです。
例えば、旧石器時代は狩猟の時代と言われていますが、主に狩猟と農業で男性は狩に、女性は家に残って軽作業を行って家を守っていました。当時は干物にするなどの保存技術もなく、冷暗所などの保存場所もないので食べ物は傷む前にほとんど食べてしまうという暮らしです。
現代のようにすぐに何かしらの食べ物が手に入る・・・とはいきませんので、狩に成功しなかったり、農作物が不作の場合は何日も食べ物を口にできないということもあったと考えられます。
そこで進化の過程で、体内に効率よくエネルギーを蓄えておく体になっていきました。まるで熊などの野生動物のようですね。この過程で特に女性は、男性ほど食料が回ってこなくて子供も優先されていたと考えると、男性よりも更にエネルギーを蓄えなければいけない体質になっていったようなのです。
このエネルギーは体のどこに貯蔵されるのですか?
それがずばり「脂肪細胞」です。炭水化物やたんぱく質に比べて、脂質は1gあたりで2倍のエネルギーを生むとイメージしてください。体は自然に大量にエネルギーを生成できる脂質に目をつけました。
そしてその脂質を貯めておくために「脂肪細胞」が形成されたのです。
その脂肪細胞ですが、体のいたるところにあって風船のように膨らんだりしぼんだりするので・・・つまり膨らんだ状態が「肥満」なんですね。
進化の過程で脂肪細胞を手に入れた人間ですが、その細胞の進化は現代人の文明などの進化にあわせることが間に合っていません。だから自分自身が脂肪細胞を意識して食生活を組み立てることが大切なのです。